鈴木 敏雄 (Suzuki Toshio) 第一東京弁護士会
当法律事務所カウンセル  

略歴
1971年 早稲田大学第一法学部卒業
1971年 三菱商事株式会社入社
2000年 三菱商事株式会社退社(準定年)
2006年 司法試験(旧)合格
2009年 弁護士登録
2020年 青山東京法律事務所参加

三菱商事㈱に在職中は、営業(7年)、法務(14年)、内部監査(8年)と29年間にわたり多様な業務を体験した。また、三菱商事㈱退社後の7年間は、在宅で母の介護を中心とした生活を送った。

このような体験が、弁護士としての業務にも多大な影響を及ぼしている。特に、企業法務においては、総合商社という業態から、極めて多様な種類の契約書の作成・交渉に取り組むこととなった。
そこでは、あるときは、およそ契約書フォーム集には見られないような契約書を作成しなければならない場面に直面し、またあるときは、力関係から相手方の言い分を全面的に受け入れざるを得ないような場面にも直面した。それらの場面で、安易に書式やサンプルに頼ることなく一から手作りする経験を重ね、また、絶対譲れない一線を確保する努力を重ねるうちに、契約書の作成・交渉についての要諦というべきものが身に着いたように思う。
英文契約書を苦にすることもない。これは、英検1級に合格した後、三菱商事㈱からの派遣で米国ロスアンゼルスの法律事務所に勤務した経験による。

現在、上場不動産投資法人の監督役員を務めており、また、いくつか法律顧問も務めているが、それらの職務を全うするにおいて、弁護士としての経験だけでなく、営業や内部監査の経験も大いに役立っている。